本日は、
私の記事の中でも閲覧数の多い
現代文の勉強法について
解説させていただきます。
現代文については、
それに関する解説記事が少なく、
勉強法が確立されていないという実態が
あると思います。
他の科目とは異なり、
現代文は勉強方法がよくわからず、
何から手をつければいいかわからないという
状況なのだと思っています。
そんな現代文の勉強のうち、
本日は「背景知識」の学習について解説致します。
そもそも「背景知識」とは何かというところから、
なぜ必要なのか、
そしてどのように学習するのか、
これらを書かせていただきます。
少し大学受験寄りの話にはなってしまいますが、
中学・高校受験含めて
すべての受験に関係する科目になりますので、
大学受験以外の人も
是非参考にしていただければと思います。
そもそも背景知識って何??
そもそも、背景知識とは何のことでしょう。
聞いたこともないという方から、
学校や塾の先生が言っていたけど、
具体的にどのようなものなのかわからい
という方まで様々だと思います。
大学受験の界隈では
割と当たり前に出てくる話なのですが、
中学・高校受験ではまだまだ知られていない内容だと思いますので、
最初にこのそもそも何か、というところから
説明させていただきます。
現代文の文章を読んでいて、
内容がすっきり頭に入ってくるときと、
なぜか全く理解できずに読み終わるときとありませんか。
これは、その日の調子がいいとか悪いとか、
そういう話ではありません。
なぜこうなるのか、
ちゃんとした理由があります。
それが、背景知識があるかどうかの
違いです。
例えば、サッカーが好きな人が、
サッカーについて書かれた雑誌を読んでいたとして、
おそらくその内容はすっと頭に入ると思います。
「3-3-4」とか、
「オフサイドトラップ」とか、
そういった専門用語も理解できた状態で
読み進められ、いちいち止まって
用語を確認するということもありません。
また、それぞれについて
具体的にイメージをしながら読み進められると思います。
一方で、サッカーにあまり興味がない人は、
これらの用語は知りません。
そうすると、この雑誌を読んでも、
こういった専門用語を見るたびに止まりますし、
正直文字で意味を見ても、
何がどういう戦略で、
どういうことを意図した戦略家、
わからないと思います。
そうなると、当然にこの雑誌の理解は進みません。
これは、その人の読解力云々という話では
ないですよね。
いくら読解力がある人でも、
このような専門知識の含んだ文章を
理解していくことは難しいでしょう。
もちろん、入試に出題される現代文で、
その分野の知識がないと解けない問題は
ほとんど出てきません。
それでは、現代文の試験では
なくなってしまいます。
しかし、そこまでダイレクトではなくても、
ある程度知識がないと
スムーズに読み進められないような文章は
出題されます。
近年の現代文は難化傾向にあると言われていますが、
その要因として文章が抽象的になっており、
さらに内容も身近ではないものになっているということが
挙げられます
経済や思想、哲学といった馴染みがなく、
そして理解しづらい文章が出題されます。
一方で、上記に挙げたとおり、
入試に出題されるテーマは限られています。
ですから、理解できない文章を
その場で一から読み始めるのではなく、
出題が予想されるテーマの知識を
あらかじめ習得しておくことで、
本番の文章理解を有利に進めることができるのです。
そうは言っても、
現代文の、しかも背景知識という必須ではない知識の取得に、
それほど多くの時間を割くことはできないと思います。
背景知識の習得については、
社会の暗記のように覚えていくというよりは、
読み物のように楽しみながら、
幅広く身に付けていただくのがいいと思います。
具体的な学習方法については、
以下で説明させていただきます。
聞いたこともないという方から、
学校や塾の先生が言っていたけど、
具体的にどのようなものなのかわからい
という方まで様々だと思います。
大学受験の界隈では
割と当たり前に出てくる話なのですが、
中学・高校受験ではまだまだ知られていない内容だと思いますので、
最初にこのそもそも何か、というところから
説明させていただきます。
現代文の文章を読んでいて、
内容がすっきり頭に入ってくるときと、
なぜか全く理解できずに読み終わるときとありませんか。
これは、その日の調子がいいとか悪いとか、
そういう話ではありません。
なぜこうなるのか、
ちゃんとした理由があります。
それが、背景知識があるかどうかの
違いです。
例えば、サッカーが好きな人が、
サッカーについて書かれた雑誌を読んでいたとして、
おそらくその内容はすっと頭に入ると思います。
「3-3-4」とか、
「オフサイドトラップ」とか、
そういった専門用語も理解できた状態で
読み進められ、いちいち止まって
用語を確認するということもありません。
また、それぞれについて
具体的にイメージをしながら読み進められると思います。
一方で、サッカーにあまり興味がない人は、
これらの用語は知りません。
そうすると、この雑誌を読んでも、
こういった専門用語を見るたびに止まりますし、
正直文字で意味を見ても、
何がどういう戦略で、
どういうことを意図した戦略家、
わからないと思います。
そうなると、当然にこの雑誌の理解は進みません。
これは、その人の読解力云々という話では
ないですよね。
いくら読解力がある人でも、
このような専門知識の含んだ文章を
理解していくことは難しいでしょう。
もちろん、入試に出題される現代文で、
その分野の知識がないと解けない問題は
ほとんど出てきません。
それでは、現代文の試験では
なくなってしまいます。
しかし、そこまでダイレクトではなくても、
ある程度知識がないと
スムーズに読み進められないような文章は
出題されます。
近年の現代文は難化傾向にあると言われていますが、
その要因として文章が抽象的になっており、
さらに内容も身近ではないものになっているということが
挙げられます
経済や思想、哲学といった馴染みがなく、
そして理解しづらい文章が出題されます。
一方で、上記に挙げたとおり、
入試に出題されるテーマは限られています。
ですから、理解できない文章を
その場で一から読み始めるのではなく、
出題が予想されるテーマの知識を
あらかじめ習得しておくことで、
本番の文章理解を有利に進めることができるのです。
そうは言っても、
現代文の、しかも背景知識という必須ではない知識の取得に、
それほど多くの時間を割くことはできないと思います。
背景知識の習得については、
社会の暗記のように覚えていくというよりは、
読み物のように楽しみながら、
幅広く身に付けていただくのがいいと思います。
具体的な学習方法については、
以下で説明させていただきます。
背景知識の学習方法
では、実際に背景知識を身に付けるために、
どのような学習方法がいいのか、
私が実際に生徒に教えている方法を
書かせていただきます。
大学受験とそれ以外(中学・高校受験)だと、
少し背景知識の位置づけや優先順位が変わってきますので、
それぞれわけて説明します。
どのような学習方法がいいのか、
私が実際に生徒に教えている方法を
書かせていただきます。
大学受験とそれ以外(中学・高校受験)だと、
少し背景知識の位置づけや優先順位が変わってきますので、
それぞれわけて説明します。
中学・高校受験に向けた背景知識学習
中学・高校受験に関しては、
大学受験ほど背景知識が必須ではありません。
まだ、背景知識がなくても読める程度の
文章の出題が多いからです。
よって、この記事の論点ではありませんが、
まずは英語や数学、算数を進めていただくのが
いいかと思います。
それらを進めた上で、まだ時間があいている、
あるいは国語が致命的に苦手で改善が必須である、
そういう方は背景知識の学習を進めていただければと
思います。
中学・高校受験をされる方、
つまり小学生・中学生の背景知識の最初のステップは、
時事問題に詳しくなることです。
時事問題は、社会の勉強だと思われることも多いですが、
現代文でも、そのときトレンドの話題に
関連した文章が出題されることが多いです。
近年であれば、
感染症に関連した問題、
あるいはグローバル化、国際化に関連した問題が
よく出題されます。
これらは、明らかに今のトレンドを反映していると
言えるかと思います。
ですので、現代文で入試に出題されるトピックを
抑えるという意味では、
時事問題に強くなるというのが
手っ取り早い対応案になるのです。
時事問題の理解というと、
新聞やニュースを勉強に取り入れるというのが
真っ先に聞こえる勉強法なのですが、
私はそれは効率的ではないと思っています。
再三申し上げているように、
背景知識だけにいたずらに時間を割くことはできません。
新聞の個々の記事まで読んでいては、
いくら時間があっても足りません。
また、今の世の中の動きやトレンドの話題を
網羅的に見ていくという意味では、
新聞記事を1つ1つ読んでいく必要はないのです。
「今年のニュース」といった形で、
時事問題を1冊にまとめ解説してくれている本は、
それなりに出版されています。
いくつか、オススメの参考書を書かせていただきます。
ただ、内容としてはどれも大差ありませんので、
書店に行って読みやすそうなものとか、
アマゾンなどでどれか適当に選んでいただいても
大丈夫だと思います。
●2022年入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本〔学研プラス〕
●2022-2023年版 日本と世界の時事キーワード〔時事問題リサーチ〕
●一気にわかる!池上彰の世界情勢2022 コロナの先の世界編〔池上 彰〕
冒頭申し上げた通り、
「勉強だ」と思って暗記しようと思うのではなく、
読み物感覚で休憩時間やスキマ時間に読み進めていただくのが
いいかと思います。
また、ここで大切にしてほしいことが、
わからない単語を調べる、ということです。
これにより、さらにこれらの知識を深く理解できますし、
現代文の語彙力強化につながります。
宗教や政治・経済用語などは、
まだまだわからない単語が多いと思います。
この際に一緒に調べ、
覚えていただけるといいかと思います。
この時事問題の習得が終わったら、
次にやることは過去問の読み込みです。
国語の文章の過去問を読みましょう。
入試に使われるトピックを知りたければ、
直近数年分の入試問題を読むのです。
このとき、問題まで解く必要はありません。
あくまで背景知識の習得が目的であり、
読解力の向上が目的ではありません。
問題まで解こうとすると膨大な時間が必要になりますので、
文章を読むだけで大丈夫です。
1日1文読むだけでも、だいぶ変わると思います。
また、読む過去問は
自分が絶対に受けない学校にしましょう。
受ける学校では、
受験の直前期に過去問演習をした際に、
正確な実力が測れなくなってしまいます。
小学生であれば、
四谷大塚の過去問データベースがあります。
ここは会員登録が必要ですが、
登録することで全国の中学校の入試問題を
閲覧することができます。
ここでひらすらに読み進めましょう。
「四谷大塚 過去問データベース」と検索すれば、
一番上に出てくると思います。
中学生も、
この中学受験の過去問で
十分勉強になるとは思います。
ただ、少し簡単だという人がいれば、
各都道府県の公立高校の入試問題を見てみましょう。
これも、「都道府県名 過去問」と入力すれば
概ね閲覧できるでしょう。
都道府県の入試としたのは、
現代文の文章は、私立高校だと著作権の問題から
閲覧できないことが多いからです。
比較的、公立高校の問題は現代文の文章まで含めて
公開されていることが多いように思います。
これで、時事問題、そして入試に定番のトピックは
概ね触れることができるでしょう。
少し時間がかかる方法ではありますが、
文章の理解力は格段に上昇するはずです。
国語で伸び悩んでいるが何をしたらいいのかわからない、
特に受験までまだ時間があるという方は是非、
この方法を試してみてください。
大学受験ほど背景知識が必須ではありません。
まだ、背景知識がなくても読める程度の
文章の出題が多いからです。
よって、この記事の論点ではありませんが、
まずは英語や数学、算数を進めていただくのが
いいかと思います。
それらを進めた上で、まだ時間があいている、
あるいは国語が致命的に苦手で改善が必須である、
そういう方は背景知識の学習を進めていただければと
思います。
中学・高校受験をされる方、
つまり小学生・中学生の背景知識の最初のステップは、
時事問題に詳しくなることです。
時事問題は、社会の勉強だと思われることも多いですが、
現代文でも、そのときトレンドの話題に
関連した文章が出題されることが多いです。
近年であれば、
感染症に関連した問題、
あるいはグローバル化、国際化に関連した問題が
よく出題されます。
これらは、明らかに今のトレンドを反映していると
言えるかと思います。
ですので、現代文で入試に出題されるトピックを
抑えるという意味では、
時事問題に強くなるというのが
手っ取り早い対応案になるのです。
時事問題の理解というと、
新聞やニュースを勉強に取り入れるというのが
真っ先に聞こえる勉強法なのですが、
私はそれは効率的ではないと思っています。
再三申し上げているように、
背景知識だけにいたずらに時間を割くことはできません。
新聞の個々の記事まで読んでいては、
いくら時間があっても足りません。
また、今の世の中の動きやトレンドの話題を
網羅的に見ていくという意味では、
新聞記事を1つ1つ読んでいく必要はないのです。
「今年のニュース」といった形で、
時事問題を1冊にまとめ解説してくれている本は、
それなりに出版されています。
いくつか、オススメの参考書を書かせていただきます。
ただ、内容としてはどれも大差ありませんので、
書店に行って読みやすそうなものとか、
アマゾンなどでどれか適当に選んでいただいても
大丈夫だと思います。
●2022年入試用重大ニュース 時事問題に強くなる本〔学研プラス〕
●2022-2023年版 日本と世界の時事キーワード〔時事問題リサーチ〕
●一気にわかる!池上彰の世界情勢2022 コロナの先の世界編〔池上 彰〕
冒頭申し上げた通り、
「勉強だ」と思って暗記しようと思うのではなく、
読み物感覚で休憩時間やスキマ時間に読み進めていただくのが
いいかと思います。
また、ここで大切にしてほしいことが、
わからない単語を調べる、ということです。
これにより、さらにこれらの知識を深く理解できますし、
現代文の語彙力強化につながります。
宗教や政治・経済用語などは、
まだまだわからない単語が多いと思います。
この際に一緒に調べ、
覚えていただけるといいかと思います。
この時事問題の習得が終わったら、
次にやることは過去問の読み込みです。
国語の文章の過去問を読みましょう。
入試に使われるトピックを知りたければ、
直近数年分の入試問題を読むのです。
このとき、問題まで解く必要はありません。
あくまで背景知識の習得が目的であり、
読解力の向上が目的ではありません。
問題まで解こうとすると膨大な時間が必要になりますので、
文章を読むだけで大丈夫です。
1日1文読むだけでも、だいぶ変わると思います。
また、読む過去問は
自分が絶対に受けない学校にしましょう。
受ける学校では、
受験の直前期に過去問演習をした際に、
正確な実力が測れなくなってしまいます。
小学生であれば、
四谷大塚の過去問データベースがあります。
ここは会員登録が必要ですが、
登録することで全国の中学校の入試問題を
閲覧することができます。
ここでひらすらに読み進めましょう。
「四谷大塚 過去問データベース」と検索すれば、
一番上に出てくると思います。
中学生も、
この中学受験の過去問で
十分勉強になるとは思います。
ただ、少し簡単だという人がいれば、
各都道府県の公立高校の入試問題を見てみましょう。
これも、「都道府県名 過去問」と入力すれば
概ね閲覧できるでしょう。
都道府県の入試としたのは、
現代文の文章は、私立高校だと著作権の問題から
閲覧できないことが多いからです。
比較的、公立高校の問題は現代文の文章まで含めて
公開されていることが多いように思います。
これで、時事問題、そして入試に定番のトピックは
概ね触れることができるでしょう。
少し時間がかかる方法ではありますが、
文章の理解力は格段に上昇するはずです。
国語で伸び悩んでいるが何をしたらいいのかわからない、
特に受験までまだ時間があるという方は是非、
この方法を試してみてください。
大学受験に向けた背景知識学習
続いて、大学受験の話に移りますが、
大学受験に関しては
これまで記載した中学・高校受験に比べると
背景知識の重要性は格段に上がります。
出題される文章の難易度が
一気に上がるからです。
その分野の論文といった、
専門知識をふんだんに盛り込んだ文章が
出題されます。
従って、大学受験の現代文で出題されるトピックについては、
ある程度知識を持った状態で臨む必要がある
ということになります。
これは、もちろん時間を割きすぎてはいけませんが、
中学受験のように時間があればやる、
という程度ではなく、
必須というレベルの優先度になります。
では、どのように勉強するかということですが、
これには「キーワード学習」を活用します。
「キーワード学習」という
新たな単語を持ち出してしまいましたので、
こちらも解説致します。
「キーワード学習」とは、
大学受験で頻出な単語について、
特に難しい単語を学習する、
一言で言えば語彙力強化の学習です。
例えば、「逼塞した」とか、
「伍す」とか、
「遺憾である」とかです。
このキーワード学習に合わせ、
背景知識学習を実施するのが、
一番効率のいい学習だと考えています。
具体的には、
キーワード学習で使用する参考書の、
各単元、分野の解説ページを使用する勉強法です。
現在出版されている
現代文のキーワード学習用の参考書は、
概ね分野ごとに分かれています。
「生命」「科学」「自然」「国家」といった分類が
よく見られます。
そして、これらの分野の単語をただ解説するのではなく、
それぞれの分野をまとめて解説してくれている
ページがあるのです。
「国家」というテーマであれば、
「国家」がどのような経緯で成立し、
「国家」を重んじる「国家主義」という思想がどのようなもので、
その思想定着のデメリットにどのようなものがあるのか、
それらが解説されています。
そのページをしっかり読み込むことで、
背景知識の勉強になるのです。
もちろん、キーワード学習の参考書は
背景知識の学習を目的としていませんから、
内容のボリュームはそれほど多くありません。
各テーマ1ページ程度で、
本当に最低限の説明にとどまっています。
ただ、現代文学習の最初のステップとしては
申し分ありません。
まずはこのようにして、
各テーマについての土台となる知識を
ためていきましょう。
上記の学習を進めるにあたり、
オススメのキーワード学習用参考書を
下記に列挙します。
●現代文キーワード読解改訂版〔Z会編集部〕
●生きる 現代文キーワード〈増補改訂版〉
●イラストとネットワーキングで覚える現代文単語げんたん改訂版〔伊原勇一〕
この学習が終わったら、
小学生・中学生と同様に、
過去問を読みましょう。
ここでも、時間節約の観点から、
問題は解かず、読むだけで大丈夫です。
また、大学の入試問題ともなると内容が難解になります。
できれば、塾の先生に内容の要約を見てもらうなどして、
自身の理解が正しいかを確認するといいと思います。
大学入試の過去問は、
こちらも会員登録が必要ですが
東進の大学入試データベースから
見ることができます。
大学受験に関しては
これまで記載した中学・高校受験に比べると
背景知識の重要性は格段に上がります。
出題される文章の難易度が
一気に上がるからです。
その分野の論文といった、
専門知識をふんだんに盛り込んだ文章が
出題されます。
従って、大学受験の現代文で出題されるトピックについては、
ある程度知識を持った状態で臨む必要がある
ということになります。
これは、もちろん時間を割きすぎてはいけませんが、
中学受験のように時間があればやる、
という程度ではなく、
必須というレベルの優先度になります。
では、どのように勉強するかということですが、
これには「キーワード学習」を活用します。
「キーワード学習」という
新たな単語を持ち出してしまいましたので、
こちらも解説致します。
「キーワード学習」とは、
大学受験で頻出な単語について、
特に難しい単語を学習する、
一言で言えば語彙力強化の学習です。
例えば、「逼塞した」とか、
「伍す」とか、
「遺憾である」とかです。
このキーワード学習に合わせ、
背景知識学習を実施するのが、
一番効率のいい学習だと考えています。
具体的には、
キーワード学習で使用する参考書の、
各単元、分野の解説ページを使用する勉強法です。
現在出版されている
現代文のキーワード学習用の参考書は、
概ね分野ごとに分かれています。
「生命」「科学」「自然」「国家」といった分類が
よく見られます。
そして、これらの分野の単語をただ解説するのではなく、
それぞれの分野をまとめて解説してくれている
ページがあるのです。
「国家」というテーマであれば、
「国家」がどのような経緯で成立し、
「国家」を重んじる「国家主義」という思想がどのようなもので、
その思想定着のデメリットにどのようなものがあるのか、
それらが解説されています。
そのページをしっかり読み込むことで、
背景知識の勉強になるのです。
もちろん、キーワード学習の参考書は
背景知識の学習を目的としていませんから、
内容のボリュームはそれほど多くありません。
各テーマ1ページ程度で、
本当に最低限の説明にとどまっています。
ただ、現代文学習の最初のステップとしては
申し分ありません。
まずはこのようにして、
各テーマについての土台となる知識を
ためていきましょう。
上記の学習を進めるにあたり、
オススメのキーワード学習用参考書を
下記に列挙します。
●現代文キーワード読解改訂版〔Z会編集部〕
●生きる 現代文キーワード〈増補改訂版〉
●イラストとネットワーキングで覚える現代文単語げんたん改訂版〔伊原勇一〕
この学習が終わったら、
小学生・中学生と同様に、
過去問を読みましょう。
ここでも、時間節約の観点から、
問題は解かず、読むだけで大丈夫です。
また、大学の入試問題ともなると内容が難解になります。
できれば、塾の先生に内容の要約を見てもらうなどして、
自身の理解が正しいかを確認するといいと思います。
大学入試の過去問は、
こちらも会員登録が必要ですが
東進の大学入試データベースから
見ることができます。
まとめ
本日は、
現代文の背景知識について
書かせていただきました。
冒頭にも書かせていただきましたが、
現代文の勉強方法は
まだまだ確立されていないような気がします。
そのせいで、何から始めればいいかわからない
という人が続出しているのが現状です。
ただ、これが万人に共通する勉強法ではないと
思いますし、
人によっては現代文ではなく
数学や英語を進めないといけないという人も
多いと思います。
ご自身の進捗状況を見て、
判断するようにしてください。
【オンライン個別指導塾 橋本】では、
早期の志望校決定と徹底した過去問演習により、
最大限効率化させた学習での志望校合格を実現致します。
授業はオンラインで行っておりますので、
全国どこでも指導が可能です。
無料面談・体験授業も実施しておりますので、
お気軽にご連絡ください。
現代文の背景知識について
書かせていただきました。
冒頭にも書かせていただきましたが、
現代文の勉強方法は
まだまだ確立されていないような気がします。
そのせいで、何から始めればいいかわからない
という人が続出しているのが現状です。
ただ、これが万人に共通する勉強法ではないと
思いますし、
人によっては現代文ではなく
数学や英語を進めないといけないという人も
多いと思います。
ご自身の進捗状況を見て、
判断するようにしてください。
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早期の志望校決定と徹底した過去問演習により、
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