集団塾、個別指導塾、家庭教師など、
学校教育以外での指導形態は
会社によってさまざまです。
しかし、そこで働く講師は
プロ講師とアルバイト講師の
2種類に分けることができます。
プロ講師は文字通り、
「プロ」として講師を生業として
生計を立てている講師を言います。
一方で、アルバイト講師は
あくまで「アルバイト」ですから
社会人が副業でやっていたり、
大学生がお小遣いかせぎでやっているような
講師のことです。
多くの塾では
実際の指導にあたる前には研修があることが多く
完全な未経験者が講師として指導するということは
ほとんどありません。
一方で、だからといって
アルバイト講師がプロ講師と同様のクオリティで
授業を展開できるかと言われると
そうでもないと思っています。
もちろん学習内容に関する知識差もあるのですが、
それ以外にも多くの違いがあります。
本日はその違いについて、
私の方で解説させていただきます。
これから塾や家庭教師をお選びになる方につきましては、
こちらも参考にしていただけるといいかと思います。
プロ講師とバイト講師の違い
生徒へのアプローチ
講師業は人対人の仕事になりますので、
当然合う合わないがあります。
どんなプロ講師でも、
「この生徒教えやすいな」や
「この生徒教えづらいな」というのは
必ずあります。
しかし、プロ講師は
自身の性格上相性がよくない生徒でも、
しっかりと学習に取り組ませることができます。
これは、数か月程度の経験しかないアルバイト講師では
なかなか難しいかと思います。
アルバイト講師でも相性がいい、
例えばお互い社交的で趣味が合うとか、
そういった生徒であれば
授業をスムーズに行うことができますが、
生徒が内向的だと
上手くコミュニケーションが取れないなど、
生徒によるムラが生まれてしまいます。
今でこそ私もある程度、
どのような生徒とも関係性を築く自信がありますが、
それはこれまで様々な生徒への指導をしてきた
経験があるからです。
このあたりはバイト講師とプロ講師とで
大きく差がでるところからの思います。
計画性
誰にでもできると思っています。
例えば早稲田大学の過去問であれば、
早稲田大学の入試に合格した大学生は
大体答えることができるでしょう。
生徒からわからない問題を聞かれ、
それを答えるだけの大人は
講師ではないと思っています。
それは、勉強を教えてくれる
「親戚のお兄さん」です。
講師という仕事は
目の前の問題の解き方を
教えることではありません。
「生徒の成績をあげる」ことが
仕事です。
ですから、
生徒の成績をあげるために
どう勉強を進めるべきか
把握している必要があります。
それは具体的に、
「いつ、何の参考書を、どの程度の時間を使って、
どの程度の精度で進めるのか。」
そして、
「どの時期の過去問、あるいは模試で
どの程度の点数を取る必要があるのか」
を明らかにするということです。
これはその生徒の目標と
今の生徒の学習状況、学力から
目標達成までに必要な学習量を割り出し、
それを残りの期間から逆算して
日々のスケジュールの落とすという作業が
必要になります。
ですので、
ここもプロ講師とそれ以外とで
差が出るポイントかなと思います。
受験知識
その内容は様々です。
大学受験であれば
学部ごとの科目や出題傾向、
総合選抜(旧AO入試)の可否、
もっと細かく言うと
古文漢文や英作文の出題有無などです。
高校受験であれば
内申点と当日の点数の比率がどの程度で
今の内申点だと当日どの程度点数が必要か
といったところです。
また生徒が受験生であれば、
受験日がいつで、
どこの学校となら併願ができて、
入金日がいつで、
といったところまで把握し
適切にアドバイスしてあげることが必要です。
このあたりは、
私は初回面談の前に可能な限り調べますし、
生徒の受験校が確定すると
10年程度は過去問を解くようにしています。
プロ講師となり
ある程度授業料をいただいているのは、
こういった部分も含めてだと
思っているからです。
こういった意識の高さも
プロ講師とバイト講師の違いかもしれません。
まとめ
プロ講師とバイト講師との違いを
書かせていただきましたが、
もちろん他にも
たくさんの違いがあります。
特に短期間の研修では
埋まりにくい差をピックアップしました。
家庭教師を頼む場合、
大学生のアルバイトであれば
時給2,000円程度が相場かと思いますが、
プロ講師だと最低でも4,000円程度、
上は青天井で、
1時間で10,000円を超すということも
珍しくはありません。
ただ、これは決して
法外に高いということではなく、
上記の違いも踏まえ
生徒の成績を確実に伸ばせる
質の高い授業、教育を提供できる
ということなのです。
もちろん家庭の経済状況も
大きく関係してきますし、
一概にどちらがいいと決めることは
できません。
各生徒でどちらがいいかというのは
違ってくると思います。
是非家庭教師や個別指導を
考えているという方が
いらっしゃいましたら、
こちらも参考にいただいた上で
ご検討いただければと思います。
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