【注意！！】集団指導に向かない生徒とは！？

最初に、
これに関連する
塾の内情について少し書かせていただきます。

塾の集客力の多くは、
その前年の合格実績に依存します。
つまり、前年の合格実績がよければ
翌年には多くの生徒の入塾が見込め、
悪ければその逆ということです。

では、その合格実績とは何か、
それは、難関校の合格実績です。

「東大●名合格」とか、
「早慶●名合格」とか、
知名度と難易度が高い学校ほど
訴求力のある合格実績となります。

さて、そうなると、
塾側としては当然、
そういった訴求力のある合格実績を出せそうな生徒、
つまり難関校に合格しそうな生徒の指導に
力を入れるということになります。

多くの塾では
同じ学年でも成績によってクラス分けをしますから、
その成績上位クラスの指導に
肩入れされるということになります。

肩入れされるというのは、
そのクラスの担当講師が
経歴が長い講師であったり
実績のある講師が担当することになる
ということです。

これ自体は問題ありませんが、
当然塾の人材にも限りがあります。

語弊を恐れずに言うと、
クラスが下がっていくと
担当講師の質が落ちていくということです。

最悪、受験学年であっても
学生のアルバイト講師が
担当するということもあります。

こういった内情も踏まえ、
成績がよくない生徒は
あまり集団塾は
向いていないかなと思います。

先ほど集団授業塾では
成績の良しあしによって
クラス分けがされているということを
お伝えしましたが、
このクラス分けは多くの場合、
全科目の総合成績で決まります。

科目ごとに、
例えば国語が苦手だから下位クラス、
算数が得意だから上位クラス
それぞれで分かれることは
多くありません。

科目ごとの得意不得意が極端だと、
科目によっては自分の学力通りの
クラスに振り分けられない
可能性があります。

例えば、
国語が苦手でも
算数がそれを補えるほど得意であれば、
上位クラスに振り分けられてしまいます。

逆に得意科目があるにも関わらず、
苦手科目に引きずられて
下位クラスに振り分けられてしまうという
ケースも考えられます。

こうして自分の学力に合ったクラスに
振り分けられなければ、
思ったよりハイレベルで
ついて行けなかったり、
思ったよりレベルが低く
退屈になってしまったりします。

このような理由から、
得意不得意が極端な生徒にとっては、
集団授業塾は向いていないと
考えています。

社交的な生徒は集団授業の中でも
積極的に発言ができるため、
集団授業が向いている、
そう考えてらっしゃる
保護者さまもいるようです。

そういう人に言わせると、
逆に、おとなしい生徒は
集団の中では質問などもできないから
向いていないということです。

ただ、
私はそうは思っていません。

なぜなら、
単純にそれは個別指導でも
同様だからです。

もちろん、
少人数であれば気兼ねなく
質問できるという人もいますから、
そういう人にとっては
別ということにはなります。

ただ、集団授業塾でも、
授業がうまい講師は
生徒に質問や発言を促すのも上手です。

普段引っ込み思案な生徒でも、
その講師の前だけでは積極的に
発言できるようになったりするものです。

つまり、
積極的に発言できるかどうかは
生徒だけではなく講師によっても
変わってくるということです。

もちろんこれは個別指導の講師も同様ですので、
少し極論かもしれませんが、
結局積極的に発言できるかどうかは
生徒の性格ではなく講師の実力や
講師と生徒との相性で決まるということです。

さて、
ここまでどのような生徒が
集団授業塾に合っていないか
書かせていただきました。

塾を探す上で
最初に決めるべき二択になりますから、
これをどちらかにするかが
非常に重要です。

ただ、
こう言うと元も子もないようですが、
結局は個人の好き嫌いだと
思っています。

ですから、
できれば体験授業を活用していただきながら、
両方を見て検討いただくのがいいと思います。

塾の中では体験授業や初月１か月は
無料で授業してくれるところも
ありますから、
そういったものも利用しながら、
ゆっくり吟味してみてください。




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